故事成語辞典
多くのものの中で、ひときわ目立ってすぐれて見えること。
作品展の中で、彼の絵は異彩を放っていた。
アヤのクラスでは、図工の時間に「未来の町」の絵を描きました。教室のうしろには、みんなの絵がずらりとはり出されました。空を飛ぶ車、高いビル、ロボットのいる家。どの絵も、それぞれ楽しく描かれています。その中で、カズヤの絵だけは、まったくちがっていました。カズヤは、町じゅうを大きな木でおおい、木の枝の上に家や学校を描いていたのです。葉っぱの一枚一枚まで、ていねいに色がぬられていました。参観日に来たお母さんたちも、カズヤの絵の前で足を止めました。アヤのお母さんは言いました。「たくさんの絵の中で、この絵は異彩を放っているわね」。アヤは、カズヤに聞いてみました。「どうして木の上の町にしたの?」。カズヤは「ぼく、木登りが大好きなんだ。木の上に住めたら楽しいだろうなって思って」と笑いました。その絵は、市の絵画展にも出されることになりました。会場でも、カズヤの絵はひときわ異彩を放っていたそうです。アヤは、自分の好きなことを思い切り描けば、ほかの人にはない絵になるのだと気づきました。次の絵は、大好きなネコの町を描いてみようと思ったのでした。
アヤのクラスでは、図工の時間に「未来の町」の絵を描きました。教室のうしろには、みんなの絵がずらりとはり出されました。
空を飛ぶ車、高いビル、ロボットのいる家。どの絵も、それぞれ楽しく描かれています。
その中で、カズヤの絵だけは、まったくちがっていました。カズヤは、町じゅうを大きな木でおおい、木の枝の上に家や学校を描いていたのです。葉っぱの一枚一枚まで、ていねいに色がぬられていました。
参観日に来たお母さんたちも、カズヤの絵の前で足を止めました。アヤのお母さんは言いました。「たくさんの絵の中で、この絵は異彩を放っているわね」。
アヤは、カズヤに聞いてみました。「どうして木の上の町にしたの?」。カズヤは「ぼく、木登りが大好きなんだ。木の上に住めたら楽しいだろうなって思って」と笑いました。
その絵は、市の絵画展にも出されることになりました。会場でも、カズヤの絵はひときわ異彩を放っていたそうです。
アヤは、自分の好きなことを思い切り描けば、ほかの人にはない絵になるのだと気づきました。次の絵は、大好きなネコの町を描いてみようと思ったのでした。
「異彩」は、ほかとちがう色やかがやきのことです。
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