故事成語辞典
①そっと袖を引っぱって、注意したり合図したりすること。②人を誘うこと。
失礼なことを言いそうな弟の袖を引いて、だまらせた。
日曜日、ミクはお母さんといっしょに、おばあちゃんの家へ遊びに行きました。おばあちゃんの家には、近所のおばさんたちも集まっていて、にぎやかにおしゃべりをしていました。ミクがお菓子を食べていると、近所のおばさんが言いました。「ミクちゃん、ずいぶん大きくなったわね。いま何年生?」。ミクが答えようとしたとき、お母さんが横から「この子ったら、この前のテストで……」と、ミクがはずかしいと思っている話を始めそうになりました。ミクは、あわててお母さんの袖を引きました。お母さんは、ミクの顔を見てはっと気づき、「あら、何でもないわ」と話を変えてくれました。帰り道、お母さんが笑いながら言いました。「さっきは、袖を引いてくれてありがとう。うっかり、ミクのいやがる話をするところだったわ」。ミクは、少しほっとしました。声に出して「やめて」と言うと、まわりの人にも気づかれてしまいます。袖を引くだけなら、お母さんにだけ伝えることができるのです。「でも、家に帰ったら、テストの話はちゃんと聞かせてね」。お母さんの言葉に、ミクは苦笑いしながらうなずいたのでした。
日曜日、ミクはお母さんといっしょに、おばあちゃんの家へ遊びに行きました。おばあちゃんの家には、近所のおばさんたちも集まっていて、にぎやかにおしゃべりをしていました。
ミクがお菓子を食べていると、近所のおばさんが言いました。「ミクちゃん、ずいぶん大きくなったわね。いま何年生?」。
ミクが答えようとしたとき、お母さんが横から「この子ったら、この前のテストで……」と、ミクがはずかしいと思っている話を始めそうになりました。
ミクは、あわててお母さんの袖を引きました。お母さんは、ミクの顔を見てはっと気づき、「あら、何でもないわ」と話を変えてくれました。
帰り道、お母さんが笑いながら言いました。「さっきは、袖を引いてくれてありがとう。うっかり、ミクのいやがる話をするところだったわ」。
ミクは、少しほっとしました。声に出して「やめて」と言うと、まわりの人にも気づかれてしまいます。袖を引くだけなら、お母さんにだけ伝えることができるのです。
「でも、家に帰ったら、テストの話はちゃんと聞かせてね」。お母さんの言葉に、ミクは苦笑いしながらうなずいたのでした。
着物の袖を手で引いて、人に知らせたり、さそったりした様子から言った言い方です。
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