故事成語辞典
ほかと比べて、少しも劣っていないこと。
妹の絵は、大人の作品にも引けをとらない。
ミナトの小学校では、毎年秋に、町の書道展に作品を出します。ミナトのクラスからは、ミナトとアカリが選ばれました。アカリは、五歳から書道教室に通っていて、クラスで一番字が上手だと言われています。ミナトは、書道を始めてまだ一年です。「アカリと同じ展覧会に出るなんて、ぼくの字じゃ、とても……」。ミナトは不安になりました。けれど、書道の先生は言いました。「ミナトくんの字には、力強さがある。練習を続ければ、アカリさんにも引けをとらない作品になるよ」。その日から、ミナトは毎日、家で半紙に向かいました。とめ、はね、はらいを、何十回もくり返し練習しました。手が真っ黒になっても、気にしませんでした。書道展の日、ミナトとアカリの作品は、となり同士にかざられました。アカリの字はやわらかく美しく、ミナトの字は堂々としていて力強いものでした。会場に来たお客さんたちは、「どちらも、引けをとらないすばらしい作品だね」と話していました。アカリもミナトの作品を見て、「ミナトくんの字、かっこいいね」と言ってくれました。ミナトは、うれしくて胸がいっぱいになったのでした。
ミナトの小学校では、毎年秋に、町の書道展に作品を出します。ミナトのクラスからは、ミナトとアカリが選ばれました。
アカリは、五歳から書道教室に通っていて、クラスで一番字が上手だと言われています。ミナトは、書道を始めてまだ一年です。
「アカリと同じ展覧会に出るなんて、ぼくの字じゃ、とても……」。ミナトは不安になりました。
けれど、書道の先生は言いました。「ミナトくんの字には、力強さがある。練習を続ければ、アカリさんにも引けをとらない作品になるよ」。
その日から、ミナトは毎日、家で半紙に向かいました。とめ、はね、はらいを、何十回もくり返し練習しました。手が真っ黒になっても、気にしませんでした。
書道展の日、ミナトとアカリの作品は、となり同士にかざられました。アカリの字はやわらかく美しく、ミナトの字は堂々としていて力強いものでした。
会場に来たお客さんたちは、「どちらも、引けをとらないすばらしい作品だね」と話していました。アカリもミナトの作品を見て、「ミナトくんの字、かっこいいね」と言ってくれました。ミナトは、うれしくて胸がいっぱいになったのでした。
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