玉を転がす(たまをころがす)

「玉を転がす」の意味

高く澄んだ、美しい声のたとえ。

「玉を転がす」の使い方

彼女は、玉を転がすような声で歌った。

小学生に理解できる「玉を転がす」を使った物語

ミユのクラスでは、音楽会で合唱をすることになりました。ソロのパートを歌う人を、オーディションで決めることになりました。

何人かが歌ったあと、最後にサヤカが前に出ました。サヤカはふだん、とても静かな女の子です。けれど、歌い始めたしゅんかん、音楽室の空気が変わりました。

高く、すきとおった声が、音楽室いっぱいに広がりました。まるで、ガラスの玉がころころと転がるような、美しい声でした。

歌い終わると、音楽の先生が感心して言いました。「サヤカさんの声は、玉を転がすようだね。聞いている人の心が、すっと明るくなるよ」。

クラスのみんなも、大きな拍手を送りました。ソロのパートは、サヤカに決まりました。

音楽会の当日、サヤカはたくさんのお客さんの前で、少し緊張しながらも歌いました。玉を転がすような声が体育館にひびくと、会場はしんと静まりかえり、だれもが聞き入っていました。

歌が終わると、大きな拍手がわき起こりました。ミユは、となりに立つサヤカの手が、少しふるえているのに気づきました。ミユがそっと「すてきだったよ」と言うと、サヤカは、はずかしそうに笑ったのでした。

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