一石を投じる(いっせきをとうじる)

「一石を投じる」の意味

新しい意見や問題を投げかけて、周りに反応や話し合いを起こすこと。

「一石を投じる」の使い方

学級会での彼の意見は、掃除当番の決め方に一石を投じた。

小学生に理解できる「一石を投じる」を使った物語

ハヤトのクラスでは、毎週の学級会で、決まったことを先生が黒板に書いて終わるだけでした。だれも手をあげず、いつも静かに時間が過ぎていきます。

ある日、ハヤトは思い切って手をあげました。「休み時間のボール遊びで、いつも同じ人が校庭の真ん中を使っています。順番を決めたほうがいいと思います」。

教室が、しんと静かになりました。それから、あちこちで「たしかにそうだ」「でも、早いもの勝ちでいいんじゃない?」と声が上がり始めました。

その日の学級会は、いつもよりずっと長く続きました。みんなが自分の考えを言い合い、最後には、曜日ごとに使う場所を交代することに決まりました。

帰り道、友だちのユウキが言いました。「ハヤトの意見が、クラスに一石を投じたね。あんなにみんなが話したの、初めてだよ」。

ハヤトは少し照れくさくなりました。けれど、勇気を出して言ってよかったと思いました。

それからの学級会では、少しずつ手をあげる人がふえていきました。一石を投じることで、話し合いはこんなに変わるのだと、ハヤトは感じたのでした。

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