一杯食わす(いっぱいくわす)

「一杯食わす」の意味

うまく人をだますこと。

「一杯食わす」の使い方

エイプリルフールに、妹にまんまと一杯食わされた。

小学生に理解できる「一杯食わす」を使った物語

四月一日の朝、小学五年のそうたは、目覚まし時計の音で起きました。時計を見ると、八時を過ぎています。

「たいへんだ、ちこくする」。そうたは、大あわてで服を着がえ、ランドセルをせおって、台所に走っていきました。

すると、台所では、お母さんと妹のさくらが、のんびりと朝ご飯を食べていました。さくらが、にやにやしながら言いました。「お兄ちゃん、今日は春休みだよ」。

そうたは、はっとしました。しかも、さくらが、目覚まし時計の針を一時間進めていたことがわかりました。今日はエイプリルフールだったのです。

「一杯食わされた」。そうたがランドセルを下ろすと、家族みんなが大笑いしました。そうたも、つられて笑ってしまいました。

その日の午後、そうたはお返しを考えました。「さくら、庭にウサギがいるよ」。さくらが走っていくと、そこにいたのは、ウサギのぬいぐるみでした。

二人は顔を見合わせて、また大笑いしました。人をこまらせない、楽しいじょうだんなら、こういう日もいいものだと、そうたは思いました。

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