故事成語辞典
自分の目的のために、人や物を口実として利用すること。
兄は、ぼくを出しに使って、母に遊園地へ連れて行ってもらった。
ある日、ショウは、どうしても新しいゲームソフトがほしくなりました。けれど、お母さんにたのんでも、「誕生日まで待ちなさい」と言われてしまいます。そこでショウは、作戦を考えました。「ねえお母さん、弟のハルが、あのゲームをすごくやりたがってるんだよ。ハルのために買ってあげてよ」。本当は、ハルはそのゲームのことを知りもしませんでした。ショウは、弟を出しに使って、自分のほしいゲームを買ってもらおうとしたのです。お母さんは、ハルに聞いてみました。「ハル、このゲーム、やりたいの?」。ハルは、きょとんとして首をかしげました。「ゲーム?ぼく、恐竜の図かんがほしい」。お母さんは、ショウのほうを見て言いました。「ショウ、ハルを出しに使ったわね。ほしいものがあるなら、自分の気持ちとして、正直に言いなさい」。ショウは、顔を赤くしてうつむきました。弟を出しに使うなんて、ずるいことをしてしまったと思いました。「ごめんなさい。本当は、ぼくがほしかったんだ」。ショウが正直に言うと、お母さんは「それなら、お手伝いをがんばったら、考えてあげるわ」と答えました。それからショウは、毎日お手伝いをがんばったのでした。
ある日、ショウは、どうしても新しいゲームソフトがほしくなりました。けれど、お母さんにたのんでも、「誕生日まで待ちなさい」と言われてしまいます。
そこでショウは、作戦を考えました。「ねえお母さん、弟のハルが、あのゲームをすごくやりたがってるんだよ。ハルのために買ってあげてよ」。
本当は、ハルはそのゲームのことを知りもしませんでした。ショウは、弟を出しに使って、自分のほしいゲームを買ってもらおうとしたのです。
お母さんは、ハルに聞いてみました。「ハル、このゲーム、やりたいの?」。ハルは、きょとんとして首をかしげました。「ゲーム?ぼく、恐竜の図かんがほしい」。
お母さんは、ショウのほうを見て言いました。「ショウ、ハルを出しに使ったわね。ほしいものがあるなら、自分の気持ちとして、正直に言いなさい」。
ショウは、顔を赤くしてうつむきました。弟を出しに使うなんて、ずるいことをしてしまったと思いました。
「ごめんなさい。本当は、ぼくがほしかったんだ」。ショウが正直に言うと、お母さんは「それなら、お手伝いをがんばったら、考えてあげるわ」と答えました。それからショウは、毎日お手伝いをがんばったのでした。
料理の「だし」が、ほかの味を引き立てるために使われることにたとえた言い方です。
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