出しに使う(だしにつかう)

「出しに使う」の意味

自分の目的のために、人や物を口実として利用すること。

「出しに使う」の使い方

兄は、ぼくを出しに使って、母に遊園地へ連れて行ってもらった。

小学生に理解できる「出しに使う」を使った物語

ある日、ショウは、どうしても新しいゲームソフトがほしくなりました。けれど、お母さんにたのんでも、「誕生日まで待ちなさい」と言われてしまいます。

そこでショウは、作戦を考えました。「ねえお母さん、弟のハルが、あのゲームをすごくやりたがってるんだよ。ハルのために買ってあげてよ」。

本当は、ハルはそのゲームのことを知りもしませんでした。ショウは、弟を出しに使って、自分のほしいゲームを買ってもらおうとしたのです。

お母さんは、ハルに聞いてみました。「ハル、このゲーム、やりたいの?」。ハルは、きょとんとして首をかしげました。「ゲーム?ぼく、恐竜の図かんがほしい」。

お母さんは、ショウのほうを見て言いました。「ショウ、ハルを出しに使ったわね。ほしいものがあるなら、自分の気持ちとして、正直に言いなさい」。

ショウは、顔を赤くしてうつむきました。弟を出しに使うなんて、ずるいことをしてしまったと思いました。

「ごめんなさい。本当は、ぼくがほしかったんだ」。ショウが正直に言うと、お母さんは「それなら、お手伝いをがんばったら、考えてあげるわ」と答えました。それからショウは、毎日お手伝いをがんばったのでした。

「出しに使う」の例文

  • 父は、犬の散歩を出しに使って、毎晩コンビニでアイスを買っている。
  • 姉は、祖父母の結婚記念日を出しに使って、自分が行きたかった店のコース料理を予約した。
  • おじは、おいの工作を手伝うことを出しに使って、ずっとほしかった電動のこぎりを買った。

「出しに使う」の由来

料理の「だし」が、ほかの味を引き立てるために使われることにたとえた言い方です。

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