板挟み(いたばさみ)

「板挟み」の意味

対立する二つの間に立って、どちらにもつけずに困ること。

「板挟み」の使い方

仲よしの二人がけんかをして、どちらの味方もできずに板挟みになった。

小学生に理解できる「板挟み」を使った物語

日曜日の朝、サクラは困っていました。同じクラスのアオイとミユが、きのうけんかをしてしまったのです。二人とも、サクラの大切な友だちです。

朝、アオイから電話がかかってきました。「今日の公園、ミユが来るならわたしは行かない」。すぐあとに、ミユからも電話がありました。「アオイが来るなら、わたしは行かないからね」

サクラは、どちらと遊べばいいのかわからなくなりました。アオイと遊べばミユが悲しむし、ミユと遊べばアオイが悲しみます。サクラは、二人の間ですっかり板挟みになってしまいました。

困ったサクラは、お母さんに相談しました。お母さんは「どちらかを選ばなくてもいいのよ。サクラが二人のことを大事に思っている気持ちを、そのまま伝えてみたら」と言いました。

サクラは二人に電話をかけて、「わたしは、三人でいっしょに遊びたい。けんかの理由を、それぞれの話を聞かせてくれないかな」と伝えました。話を聞いてみると、けんかの原因は、ちょっとした言いまちがいだったことがわかりました。

その日の午後、三人は公園で顔を合わせました。アオイとミユは少しぎこちなく「ごめんね」と言い合い、やがていつものように笑い出しました。板挟みになって悩んだサクラも、ようやくほっとしました。

「板挟み」の例文

  • 部長は「早く出せ」、お客さんは「急がなくていいから丁寧に」と言うので、担当のわたしは板挟みになった。
  • 母と姉のけんかのあいだで板挟みになり、どちらの味方とも言えずに夕飯を食べた。
  • 店長は、本部の値上げの方針と常連さんの声の板挟みで、しばらく値札を変えられなかった。

「板挟み」の類語

  • 進退窮まる
  • ジレンマ

「板挟み」の由来

二枚の板のあいだに挟まれて、前にも後ろにも動けない様子にたとえた言い方です。

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