身に染みる(みにしみる)

「身に染みる」の意味

①心に深く感じること。②寒さなどが体に強くこたえること。

「身に染みる」の使い方

かぜでねこんだとき、母のやさしさが身に染みた。

小学生に理解できる「身に染みる」を使った物語

十二月のある朝、中学一年のなおきは、部活の朝練習に向かっていました。北風が強く、冷たさが身に染みる朝でした。

グラウンドに着くと、手がかじかんで、ボールがうまく持てません。なおきは、手ぶくろを家にわすれてきたことに気づきました。

ほかの部員は、みんなしっかり手ぶくろをはめています。なおきは、息を手にふきかけながら練習を始めましたが、指先の感覚はどんどんなくなっていきました。

そのとき、キャプテンのしゅん先輩が、ポケットからカイロを出してくれました。「これ、使いなよ。ぼくはもう一つ持っているから」。

カイロはほかほかと温かく、なおきの手はすぐに動くようになりました。先輩のやさしさが、身に染みてありがたく感じられました。

練習のあと、なおきは先輩にお礼を言いました。すると先輩は「ぼくも一年生のとき、先輩に同じことをしてもらったんだ」と笑いました。

次の冬、なおきは二年生になりました。寒い朝、ふるえている一年生を見つけると、なおきはポケットからカイロを取り出しました。

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