故事成語辞典
自分の得になるように、人にとりいってきげんをとること。
おこづかいを上げてほしくて、兄は父に胡麻をすっている。
中学一年のだいすけは、どうしても新しいスニーカーがほしくなりました。でも、誕生日はまだ半年も先です。そこでだいすけは、作戦を考えました。その日から、お母さんに「今日の料理、最高においしいね」「お母さん、なんだか若返ったんじゃない」と言い始めたのです。食器洗いも進んで手伝い、くつもきれいにならべました。三日目の夜、お母さんはにやりと笑って言いました。「ずいぶん胡麻をするのね。何がほしいの」。だいすけは、ぎくりとしました。お母さんには、すっかりお見通しだったのです。だいすけは、正直にスニーカーのことを話しました。お母さんは少し考えてから言いました。「手伝いをしてくれたのはうれしかったよ。それなら、これから毎日続けたら、半分はお母さんが出してあげる」。だいすけは、胡麻をするのはやめて、毎日の手伝いを本気で続けることにしました。一か月たつと、食器洗いはすっかりだいすけの仕事になっていました。約束どおり、だいすけは新しいスニーカーを手に入れました。お世辞よりも、続けた手伝いのほうが、ずっと気持ちが通じるのだとわかりました。
中学一年のだいすけは、どうしても新しいスニーカーがほしくなりました。でも、誕生日はまだ半年も先です。
そこでだいすけは、作戦を考えました。その日から、お母さんに「今日の料理、最高においしいね」「お母さん、なんだか若返ったんじゃない」と言い始めたのです。
食器洗いも進んで手伝い、くつもきれいにならべました。三日目の夜、お母さんはにやりと笑って言いました。「ずいぶん胡麻をするのね。何がほしいの」。
だいすけは、ぎくりとしました。お母さんには、すっかりお見通しだったのです。だいすけは、正直にスニーカーのことを話しました。
お母さんは少し考えてから言いました。「手伝いをしてくれたのはうれしかったよ。それなら、これから毎日続けたら、半分はお母さんが出してあげる」。
だいすけは、胡麻をするのはやめて、毎日の手伝いを本気で続けることにしました。一か月たつと、食器洗いはすっかりだいすけの仕事になっていました。
約束どおり、だいすけは新しいスニーカーを手に入れました。お世辞よりも、続けた手伝いのほうが、ずっと気持ちが通じるのだとわかりました。
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