元も子もない(もともこもない)

「元も子もない」の意味

何もかもなくして、それまでの苦労がすべてむだになること。

「元も子もない」の使い方

練習のしすぎでけがをしたら、元も子もない。

小学生に理解できる「元も子もない」を使った物語

中学二年のみなとは、陸上部で長きょり走の選手です。秋の大会に向けて、毎日、人の二倍走る練習を続けていました。

ある日、みなとは右の足首に少しいたみを感じました。でも「休んだら、みんなにおいていかれる」と思い、だれにも言わずに走り続けました。

いたみは、日に日に強くなっていきました。走り方がおかしいことに気づいたコーチが、みなとを呼びました。「足、いたいんじゃないか」。

病院に行くと、医者は「このまま走っていたら、骨にひびが入るところでした。二週間は走らないでください」と言いました。

コーチは言いました。「無理をして大けがをしたら、元も子もないぞ。休むのも練習のうちだ」。みなとは、くちびるをかんでうなずきました。

走れないあいだ、みなとはプールで歩いたり、上半身をきたえたりしました。ほかの選手の走り方を見て、自分のくせにも気づきました。

二週間後、みなとはいたみのなくなった足で、再び走り始めました。秋の大会では、自己ベストを更新することができました。

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