地獄の沙汰も金次第
(じごくのさたもかねしだい)

「地獄の沙汰も金次第」の意味

地獄でのさばきでさえお金でどうにでもなる、という意味から、この世はお金さえあれば何でも思いどおりになるということ。

「地獄の沙汰も金次第」の使い方

お金をはらえば並ばずに乗れる券があると聞いて、兄は地獄の沙汰も金次第だねと苦笑いした。

小学生に理解できる「地獄の沙汰も金次第」を使った物語

夏休み、ゆうとは家族で大きな遊園地に行きました。いちばん人気のジェットコースターには、長い長い行列ができていました。案内板には「待ち時間二時間」と書いてありました。

ゆうとたちが列にならんでいると、となりの入り口から、どんどん人が入っていくのが見えました。「あの人たちは、どうして先に乗れるの。」ゆうとがたずねると、お父さんが答えました。「あれは、お金を追加ではらうと、並ばずに乗れる券を持っている人たちだよ。」

「ずるい。」ゆうとが口をとがらせると、中学生のお兄ちゃんが言いました。「地獄の沙汰も金次第、ってやつだね。」

お父さんは少し笑ってから、話を続けました。「たしかに、お金があれば早く乗れる。でも、お金で何でも決まってしまう世の中は、ちょっとさびしいと思わないかい。」

ゆうとは、行列にならんでいる人たちを見回しました。家族でしりとりをしたり、おかしを分け合ったりして、楽しそうにすごしている人もたくさんいました。

ゆうとたちも、しりとりやクイズをしながら待つことにしました。二時間はあっというまにすぎ、ついに順番が来ました。

ジェットコースターをおりたあと、ゆうとは言いました。「地獄の沙汰も金次第かもしれないけど、みんなで待つのも楽しかったよ。」お父さんとお兄ちゃんは、うれしそうにうなずきました。

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