盗人に追い銭
(ぬすっとにおいせん)

「盗人に追い銭」の意味

物をぬすまれたうえに、お金まであたえるという意味から、損をしたうえに、さらに損を重ねること。

「盗人に追い銭」の使い方

当たりが出ないガチャガチャに、くやしくてさらにお金を使うのは、盗人に追い銭だ。

小学生に理解できる「盗人に追い銭」を使った物語

小学五年生のゆうせいは、ショッピングモールのガチャガチャのコーナーで、大好きなアニメのキーホルダーを見つけました。一回三百円です。ゆうせいは、ほしいキャラクターが出ることを願って、一回まわしました。

出てきたのは、ほしいものとはちがうキャラクターでした。「もう一回。」ゆうせいは、またお金を入れました。でも、また別のキャラクターでした。

くやしくなったゆうせいは、三回目のお金を入れようとしました。そのとき、いっしょに来ていたお父さんが、ゆうせいの手をそっとおさえました。

「ゆうせい、ちょっと待って。今、取り返したい気持ちでまわそうとしているだろう。でも、それは盗人に追い銭になってしまうかもしれないよ。」

「盗人に追い銭って、なに。」ゆうせいがたずねると、お父さんは説明してくれました。「物をとられたうえに、お金までわたしてしまうこと。つまり、損をしたうえに、さらに損を重ねることだよ。」

ゆうせいは、手の中の三百円を見つめました。もしまたちがうものが出たら、もっとくやしくなるだけです。

ゆうせいは、ガチャガチャをやめることにしました。家に帰ってから、クラスの友だちに、ダブったキャラクターを交かんしようと持ちかけてみました。すると、友だちのひとりがほしいキャラクターを持っていて、こころよく交かんしてくれました。

ゆうせいは、盗人に追い銭にならなくてよかったと、お父さんに感謝しました。

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