味を占める(あじをしめる)

「味を占める」の意味

一度うまくいったことが忘れられず、また同じことを期待すること。

「味を占める」の使い方

前のテストで山がうまく当たったのに味を占めて、弟は今回もヤマをはって勉強している。

小学生に理解できる「味を占める」を使った物語

ある日曜日、リクはお父さんと近所の川へつりに行きました。はじめてのつりでしたが、えさをつけて糸をたらすと、すぐに大きなフナがかかりました。

「すごいじゃないか」とお父さんにほめられ、リクは大よろこびしました。その日は、ほかにも小さな魚が何びきもつれました。

すっかり味を占めたリクは、次の日曜日も「つりに行こう」とお父さんをさそいました。同じ場所で同じえさを使えば、またたくさんつれるにちがいないと思ったのです。

ところが、その日はいくら待っても、うきはぴくりとも動きません。一時間、二時間とたっても、一ぴきもつれませんでした。リクは、だんだん不満そうな顔になりました。

お父さんは言いました。「先週は、たまたま魚が多かったのかもしれないね。天気や水の温度で、魚のいる場所は変わるんだよ。一度うまくいったからといって、いつも同じとはかぎらないんだ」

リクは家に帰ってから、図書館で借りたつりの本を読みました。天気や時間、えさのちがいでつれ方が変わることが書いてありました。次のつりの日、リクは本で読んだことをためしてみようと、わくわくしながら準備を始めました。

「味を占める」の例文

  • 一度ベランダでパンくずをもらったスズメは、それに味を占めて、毎朝やってくるようになった。
  • フリーマーケットで古いおもちゃが高く売れた姉は、それに味を占めて、押し入れの中を全部ひっくり返し始めた。
  • 一度ほめられた卵焼きに味を占めて、兄は毎週日曜日に朝ご飯を作るようになった。

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