爪の垢を煎じて飲む
(つめのあかをせんじてのむ)

「爪の垢を煎じて飲む」の意味

すぐれた人に、少しでもあやかろうとすること。

「爪の垢を煎じて飲む」の使い方

友達がすごく速く走れるのを見て、ぼくは自分ももっと速くなりたいと思った。その時、友達の爪の垢を煎じて飲むような気持ちで、練習を頑張ろうと思った。

小学生に理解できる「爪の垢を煎じて飲む」を使った物語

四年生のタケシのクラスには、いつも字がとてもきれいなユウカがいます。ユウカのノートは、まるで教科書のように整っていて、先生にもよくほめられています。

一方、タケシの字はいつも大きさがばらばらで、自分でも読めないことがありました。ある日、返ってきた漢字テストに、先生から「もう少していねいに書きましょう」と書かれていました。

家に帰ってお母さんにテストを見せると、お母さんは笑って言いました。「ユウカちゃんの爪の垢を煎じて飲ませてもらったら? 少しはあやかれるかもしれないよ」

タケシは、次の日ユウカに、どうしたらきれいな字が書けるのか聞いてみました。ユウカは「ゆっくり書くことと、一文字ずつマスの真ん中に書くことを気をつけているよ」と教えてくれました。

それからタケシは、宿題をするとき、ユウカに教わったとおりに、一文字ずつゆっくり書くようにしました。はじめは時間がかかりましたが、だんだん字の形がそろってきました。

一か月後の漢字テストで、先生に「字がとても読みやすくなったね」と書いてもらえました。タケシはお母さんに「爪の垢を煎じて飲むかわりに、ユウカのやり方をまねしたんだ」と、得意そうに話しました。

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