医者の不養生
(いしゃのふようじょう)

「医者の不養生」の意味

人には立派なことを言いながら、自分では実行しないことのたとえ。

「医者の不養生」の使い方

「早く寝なさい」と言う母が、毎晩夜ふかしをしている。医者の不養生だ。

小学生に理解できる「医者の不養生」を使った物語

ミナのお父さんは、町の病院のお医者さんです。病院に来る人たちには、いつも「夜はしっかりねてくださいね」「野菜をたくさん食べましょう」と話しています。

ところが、家でのお父さんは、夜おそくまで本を読んでいて、朝はいつもねむそうです。夕ごはんでも、ピーマンやにんじんをこっそりお皿のはしによけています。

ある日、ミナは、お父さんがピーマンをよけているのを見つけて言いました。「お父さん、病院では野菜を食べなさいって言ってるんでしょ?」

お母さんも笑って言いました。「医者の不養生ね。人には言うのに、自分ではやらないんだから」。お父さんは頭をかいて、「それを言われると、何も言えないな」と苦笑いしました。

次の日から、お父さんは夜十一時にはねるようにして、ピーマンも残さず食べるようになりました。ミナは、お父さんがちゃんとできているか、毎晩チェックすることにしました。

一か月後、お父さんは「最近、朝がすっきりしているよ」とうれしそうに言いました。ミナは「もう医者の不養生なんて言わせないね」と言い、お父さんと二人でにっこり笑いました。

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