故事成語辞典
とらえどころがなく、はっきりしない様子。
「将来の夢を具体的に」と言われても、まだ雲を掴むような話しか書けない。
五年生のリョウは、学級会で「クラスのみんなが楽しめるイベントを考える係」になりました。係は、リョウとアミとカズの三人です。最初の話し合いで、カズが言いました。「みんながすごく楽しくなる、何か大きなことをやろうよ」。アミも「うん、思い出に残るようなことがいい」とうなずきました。でも、何をするのか、いつやるのか、何が必要なのか、だれも具体的には言いません。三十分話しても、「楽しいこと」「大きなこと」という言葉がくり返されるだけでした。リョウは思わず言いました。「なんだか雲を掴むような話だね。何をするのか、もっとはっきり決めないと、準備ができないよ」そこで三人は、紙に「いつ」「どこで」「何をする」「必要なもの」と書いて、一つずつうめていくことにしました。すると、「三学期の最後の学活で、体育館でクラス対抗のドッジボール大会をする」という案がまとまりました。先生に見せると、「これなら準備の計画も立てられるね」とほめてもらえました。雲を掴むようだった話も、一つずつ書き出せば形になる。リョウはそう感じながら、ボールの数を数えに体育倉庫へ向かいました。
五年生のリョウは、学級会で「クラスのみんなが楽しめるイベントを考える係」になりました。係は、リョウとアミとカズの三人です。
最初の話し合いで、カズが言いました。「みんながすごく楽しくなる、何か大きなことをやろうよ」。アミも「うん、思い出に残るようなことがいい」とうなずきました。
でも、何をするのか、いつやるのか、何が必要なのか、だれも具体的には言いません。三十分話しても、「楽しいこと」「大きなこと」という言葉がくり返されるだけでした。
リョウは思わず言いました。「なんだか雲を掴むような話だね。何をするのか、もっとはっきり決めないと、準備ができないよ」
そこで三人は、紙に「いつ」「どこで」「何をする」「必要なもの」と書いて、一つずつうめていくことにしました。すると、「三学期の最後の学活で、体育館でクラス対抗のドッジボール大会をする」という案がまとまりました。
先生に見せると、「これなら準備の計画も立てられるね」とほめてもらえました。雲を掴むようだった話も、一つずつ書き出せば形になる。リョウはそう感じながら、ボールの数を数えに体育倉庫へ向かいました。
空に浮かぶ雲は、目には見えても手でつかむことはできません。そのように、ぼんやりしていてとらえどころがないようすをたとえた言葉です。
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