水を得た魚のよう(みずをえたうおのよう)

「水を得た魚のよう」の意味

自分に合った場所で、生き生きと活躍する様子。

「水を得た魚のよう」の使い方

おとなしい友だちも、得意な理科の実験になると水を得た魚のように生き生きしている。

小学生に理解できる「水を得た魚のよう」を使った物語

四年生のハルキは、教室ではあまり目立たない子でした。授業中に手をあげることも少なく、休み時間もひとりで本を読んでいることが多かったのです。

ある日、学校で野菜を育てる「学校農園」の係を決めることになりました。ほかの子がなかなか手をあげない中、ハルキはそっと手をあげました。おじいちゃんの畑の手伝いを、ずっとしてきたからです。

農園の作業が始まると、ハルキはまるで別人のようでした。「トマトは、わき芽をとると大きくなるよ」「水は朝にあげるといいんだ」と、みんなにてきぱきと教えていきます。

担任の先生は、うれしそうに言いました。「ハルキくん、農園では水を得た魚のようだね。こんなにくわしいなんて、先生も知らなかったよ」

それからというもの、クラスの子たちは、野菜のことで困るとハルキにたずねるようになりました。ハルキも、聞かれるたびにうれしそうに答えました。

夏休み前、農園のトマトがたくさん実りました。みんなで分けて食べながら、ハルキは「自分の好きなことなら、こんなに話せるんだ」と気がつきました。教室でも、少しずつ手をあげるようになりました。

「水を得た魚のよう」の例文

  • ふだんは静かな父も、キャンプ場に着くと水を得た魚のように、テントを張ったり火をおこしたりした。
  • 人見知りのいとこは、ピアノの前にすわると水を得た魚のように、次々と曲をひきはじめた。
  • 会社をやめた祖父は、町の竹とんぼ作りの教室で教えるようになってから、水を得た魚のようだ。

「水を得た魚のよう」の対義語

  • 陸に上がった河童

「水を得た魚のよう」の由来

水の外では弱っていた魚が、水にもどると元気に泳ぎ出す様子にたとえた言い方です。

意味や気持ち・場面から言葉を探す

広告この言葉をもっと学べる本

Amazonのアソシエイトとして、故事成語辞典は適格販売により収入を得ています。広告について

慣用句 学習用問題