故事成語辞典
自分に合った場所で、生き生きと活躍する様子。
おとなしい友だちも、得意な理科の実験になると水を得た魚のように生き生きしている。
四年生のハルキは、教室ではあまり目立たない子でした。授業中に手をあげることも少なく、休み時間もひとりで本を読んでいることが多かったのです。ある日、学校で野菜を育てる「学校農園」の係を決めることになりました。ほかの子がなかなか手をあげない中、ハルキはそっと手をあげました。おじいちゃんの畑の手伝いを、ずっとしてきたからです。農園の作業が始まると、ハルキはまるで別人のようでした。「トマトは、わき芽をとると大きくなるよ」「水は朝にあげるといいんだ」と、みんなにてきぱきと教えていきます。担任の先生は、うれしそうに言いました。「ハルキくん、農園では水を得た魚のようだね。こんなにくわしいなんて、先生も知らなかったよ」それからというもの、クラスの子たちは、野菜のことで困るとハルキにたずねるようになりました。ハルキも、聞かれるたびにうれしそうに答えました。夏休み前、農園のトマトがたくさん実りました。みんなで分けて食べながら、ハルキは「自分の好きなことなら、こんなに話せるんだ」と気がつきました。教室でも、少しずつ手をあげるようになりました。
四年生のハルキは、教室ではあまり目立たない子でした。授業中に手をあげることも少なく、休み時間もひとりで本を読んでいることが多かったのです。
ある日、学校で野菜を育てる「学校農園」の係を決めることになりました。ほかの子がなかなか手をあげない中、ハルキはそっと手をあげました。おじいちゃんの畑の手伝いを、ずっとしてきたからです。
農園の作業が始まると、ハルキはまるで別人のようでした。「トマトは、わき芽をとると大きくなるよ」「水は朝にあげるといいんだ」と、みんなにてきぱきと教えていきます。
担任の先生は、うれしそうに言いました。「ハルキくん、農園では水を得た魚のようだね。こんなにくわしいなんて、先生も知らなかったよ」
それからというもの、クラスの子たちは、野菜のことで困るとハルキにたずねるようになりました。ハルキも、聞かれるたびにうれしそうに答えました。
夏休み前、農園のトマトがたくさん実りました。みんなで分けて食べながら、ハルキは「自分の好きなことなら、こんなに話せるんだ」と気がつきました。教室でも、少しずつ手をあげるようになりました。
水の外では弱っていた魚が、水にもどると元気に泳ぎ出す様子にたとえた言い方です。
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