肝に銘ずる(きもにめいずる)

「肝に銘ずる」の意味

心に深く刻みこんで、忘れないようにすること。

「肝に銘ずる」の使い方

「約束は必ず守る」という母の言葉を、肝に銘じている。

小学生に理解できる「肝に銘ずる」を使った物語

ある日、ユウマは、家の近くの交差点で、こわい思いをしました。信号が青になったので、すぐに飛び出したところ、信号を無視して走ってきた自転車と、ぶつかりそうになったのです。

自転車の人は、ブレーキをかけて止まり、「ごめんね!だいじょうぶ?」と言いました。ユウマは、けがはありませんでしたが、心臓がどきどきして、しばらく動けませんでした。

家に帰って、そのことをお父さんに話しました。お父さんは、ユウマの肩に手を置いて、真剣な顔で言いました。

「信号が青でも、左右をよく見てからわたる。これは、何があっても忘れちゃいけないことだよ。肝に銘じておくんだぞ」

ユウマは、大きくうなずきました。もしあのとき、自転車が止まれなかったらと思うと、ぞっとしました。

次の日から、ユウマは信号が青になっても、右、左、右とよく見てからわたるようにしました。友だちといっしょのときも、「ちゃんと見てからわたろうね」と声をかけました。

一年後、ユウマは、新しく一年生になったいとこと、いっしょに登校することになりました。ユウマは、お父さんに言われたことをそのまま伝えました。「信号が青でも、左右をよく見てね。肝に銘じておくんだよ」。

「肝に銘ずる」の例文

  • ひとり暮らしを始めた兄は、台所でぼやを出しかけてから、火を使うときはその場をはなれないことを肝に銘じている。
  • 前の試合でゴール前の油断から点を取られたことを肝に銘じて、最後まで声をかけ合った。
  • 店長は、お客さんの名前をまちがえて失礼をしたことを肝に銘じ、予約の名前を二度読み上げるようにした。

「肝に銘ずる」の類語

「肝に銘ずる」の対義語

  • 聞き流す

「肝に銘ずる」の由来

「肝」は体の奥にある大事なところのことで、そこに文字を刻みつけるように深く覚えておくことにたとえた言い方です。

意味や気持ち・場面から言葉を探す

広告この言葉をもっと学べる本

Amazonのアソシエイトとして、故事成語辞典は適格販売により収入を得ています。広告について

慣用句 学習用問題