故事成語辞典
心に深く刻みこんで、忘れないようにすること。
「約束は必ず守る」という母の言葉を、肝に銘じている。
ある日、ユウマは、家の近くの交差点で、こわい思いをしました。信号が青になったので、すぐに飛び出したところ、信号を無視して走ってきた自転車と、ぶつかりそうになったのです。自転車の人は、ブレーキをかけて止まり、「ごめんね!だいじょうぶ?」と言いました。ユウマは、けがはありませんでしたが、心臓がどきどきして、しばらく動けませんでした。家に帰って、そのことをお父さんに話しました。お父さんは、ユウマの肩に手を置いて、真剣な顔で言いました。「信号が青でも、左右をよく見てからわたる。これは、何があっても忘れちゃいけないことだよ。肝に銘じておくんだぞ」ユウマは、大きくうなずきました。もしあのとき、自転車が止まれなかったらと思うと、ぞっとしました。次の日から、ユウマは信号が青になっても、右、左、右とよく見てからわたるようにしました。友だちといっしょのときも、「ちゃんと見てからわたろうね」と声をかけました。一年後、ユウマは、新しく一年生になったいとこと、いっしょに登校することになりました。ユウマは、お父さんに言われたことをそのまま伝えました。「信号が青でも、左右をよく見てね。肝に銘じておくんだよ」。
ある日、ユウマは、家の近くの交差点で、こわい思いをしました。信号が青になったので、すぐに飛び出したところ、信号を無視して走ってきた自転車と、ぶつかりそうになったのです。
自転車の人は、ブレーキをかけて止まり、「ごめんね!だいじょうぶ?」と言いました。ユウマは、けがはありませんでしたが、心臓がどきどきして、しばらく動けませんでした。
家に帰って、そのことをお父さんに話しました。お父さんは、ユウマの肩に手を置いて、真剣な顔で言いました。
「信号が青でも、左右をよく見てからわたる。これは、何があっても忘れちゃいけないことだよ。肝に銘じておくんだぞ」
ユウマは、大きくうなずきました。もしあのとき、自転車が止まれなかったらと思うと、ぞっとしました。
次の日から、ユウマは信号が青になっても、右、左、右とよく見てからわたるようにしました。友だちといっしょのときも、「ちゃんと見てからわたろうね」と声をかけました。
一年後、ユウマは、新しく一年生になったいとこと、いっしょに登校することになりました。ユウマは、お父さんに言われたことをそのまま伝えました。「信号が青でも、左右をよく見てね。肝に銘じておくんだよ」。
「肝」は体の奥にある大事なところのことで、そこに文字を刻みつけるように深く覚えておくことにたとえた言い方です。
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