機が熟す(きがじゅくす)

「機が熟す」の意味

物事を始めるのに、ちょうどよい時期になること。

「機が熟す」の使い方

機が熟すのを待って、みんなの前で新しい計画を発表した。

小学生に理解できる「機が熟す」を使った物語

ミサキのクラスでは、四月から、クラスの仲間で劇をやりたいという声が出ていました。けれど、まだおたがいのことをよく知らず、なかなか話がまとまりませんでした。

担任の先生は、言いました。「劇は、みんながもっと仲よくなってからのほうが、きっと楽しくできるよ。今は、機が熟すのを待とう」。

それから半年、クラスでは遠足や運動会、合唱コンクールなど、いろいろな行事がありました。行事のたびに、みんなは協力し合い、だんだんと仲よくなっていきました。

十月のある日、学級会で、ミサキが手をあげました。「先生、そろそろ劇をやってみたいです」。すると、クラスのほとんどの人が「やりたい!」と声をそろえました。

先生は、にっこり笑って言いました。「どうやら、機が熟したようだね」。

劇の準備が始まると、みんなはどんどん意見を出し合いました。台本を書く人、衣装を作る人、背景をかく人と、自然に役割が決まっていきました。四月のころには考えられないほど、話し合いはスムーズに進みました。

十二月のお楽しみ会で、劇は大成功でした。ミサキは、機が熟すのを待ったからこそ、こんなにいい劇ができたのだと思ったのでした。

「機が熟す」の例文

  • おばは、機が熟すのを待って、ずっと温めてきた絵本の話を出版社に送った。
  • 何年も話し合いを重ねてきた町内会で、機が熟したとして、公園に花だんを作ることが決まった。
  • 兄は、機が熟すのを待ってから、家族に一人ぐらしを始めたいと打ち明けた。

「機が熟す」の由来

果物が熟して食べごろになるように、物事にちょうどよい時が来ることにたとえた言い方です。

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