尻尾を巻く(しっぽをまく)

「尻尾を巻く」の意味

かなわないと思って、降参したり、にげ出したりすること。

「尻尾を巻く」の使い方

強そうな相手を見て、尻尾を巻いてにげるのはくやしい。

小学生に理解できる「尻尾を巻く」を使った物語

小学五年のゆうとは、地域の子どもすもう大会に出ることになりました。でも、組み合わせ表を見て、ゆうとは青ざめました。

一回戦の相手は、去年の優勝者で、ゆうとより頭一つ分も大きな六年生だったのです。ゆうとは「出るのをやめようかな」と、お父さんに言いました。

お父さんは言いました。「戦う前から尻尾を巻いてにげたら、きっと後悔するよ。負けてもいいから、全力でぶつかってごらん」。

ゆうとは、大会までの二週間、毎日、四股をふみ、お父さんを相手にぶつかりの練習をしました。低い姿勢で当たるのがこつだと、教わりました。

大会の当日、ゆうとは土俵に上がり、思いきり低く当たりました。相手は少しよろけましたが、すぐにゆうとをおし返し、ゆうとは土俵の外に出されてしまいました。

それでも、相手の六年生は言いました。「最初の当たり、すごく重かったよ。来年はもっと強くなっているだろうね」。

ゆうとは、尻尾を巻かずに立ち向かってよかったと、心から思いました。来年こそ勝てるように、また練習を始めることにしました。

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