虎穴に入らずんば虎子を得ず
(こけつにいらずんばこじをえず)

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の意味

危ないことやむずかしいことに思いきって取り組まなければ、大きな成功は手に入らないということ。

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の使い方

虎穴に入らずんば虎子を得ずと思って、苦手な英語のスピーチ大会に申しこんだ。

小学生に理解できる「虎穴に入らずんば虎子を得ず」を使った物語

中学二年生のかなは、絵をかくのが大好きでした。でも、自分の絵を人に見せるのは、とてもはずかしいと思っていました。

ある日、美術の先生が、市のポスターコンクールのお知らせを配りました。「入賞した作品は、駅にかざられます。」かなは、出してみたい気持ちと、だめだったらどうしようという気持ちの間で、ゆれていました。

家でなやんでいると、お姉さんが言いました。「虎穴に入らずんば虎子を得ず、だよ。出さなければ、入賞することも絶対にないんだから。」

その言葉に背中をおされて、かなはコンクールに出すことを決めました。テーマは「わたしの町の自まん」です。かなは、川ぞいの桜並木を、何日もかけてていねいにかきました。

作品を出したあとも、かなは落ち着きませんでした。だれかに下手だと思われたらどうしよう、と何度も考えました。

一か月後、学校に結果がとどきました。かなの作品は、なんと優秀賞に選ばれていたのです。駅にかざられたポスターの前で、家族みんなで写真をとりました。

「あのとき、勇気を出してよかった。」かなはポスターを見つめながら言いました。お姉さんは「虎穴に入らずんば虎子を得ず、でしょう」と笑いました。かなは、これからも思いきってちょうせんしてみようと思いました。

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