勝てば官軍負ければ賊軍
(かてばかんぐんまければぞくぐん)

「勝てば官軍負ければ賊軍」の意味

争いに勝った者は正しいとされ、負けた者は、たとえ正しくても悪者にされてしまうということ。

「勝てば官軍負ければ賊軍」の使い方

勝てば官軍負ければ賊軍というが、負けたチームの作戦にもよいところがたくさんあった。

小学生に理解できる「勝てば官軍負ければ賊軍」を使った物語

中学二年生のゆかのクラスでは、文化祭の出し物を決める話し合いがありました。劇をやりたいグループと、お化け屋敷をやりたいグループに分かれ、多数決をとることになりました。

結果は、お化け屋敷に決まりました。劇をやりたかったゆかは、少しがっかりしました。

その日の帰り道、お化け屋敷に決まったグループの男子が、「劇なんて、つまらない案だったよな」と話しているのが聞こえました。ゆかは、むっとしました。劇の案だって、みんなで一生けんめい考えたものだったのです。

家に帰ってお父さんに話すと、お父さんは言いました。「勝てば官軍負ければ賊軍、という言葉があってね。勝った側が正しくて、負けた側がまちがっていたように言われてしまうことが、世の中にはよくあるんだ。でも、負けた案がだめだったとはかぎらないよ。」

次の日、ゆかは思いきって手をあげました。「お化け屋敷の中で、ちょっとした劇をやるのはどうかな。」

クラスのみんなは、おどろいた顔をしました。でも、すぐに「それ、おもしろそう」と声があがりました。

文化祭の当日、ゆかのクラスのお化け屋敷は大人気になりました。お化け役の生徒が演じる短い劇が、とくに評判でした。勝てば官軍負ければ賊軍にならず、みんなの考えが生かされたことが、ゆかには何よりうれしく感じられました。

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