禍福は糾える縄の如し
(かふくはあざなえるなわのごとし)

「禍福は糾える縄の如し」の意味

幸せと不幸せは、より合わせた縄のように、かわるがわるやってくるものだということ。

「禍福は糾える縄の如し」の使い方

禍福は糾える縄の如しというから、試合に負けても、次はきっといいことがあるはずだ。

小学生に理解できる「禍福は糾える縄の如し」を使った物語

中学二年生のみのりは、市の合唱コンクールに向けて、クラスのみんなと練習を重ねていました。

ところが、本番の一週間前、みのりはかぜをひいて声が出なくなってしまいました。ピアノのばんそうをする予定だったのに、熱が出て学校も休むことになりました。

「どうして、こんな大事なときに。」みのりはふとんの中でなみだをこぼしました。

そのとき、おばあちゃんがおかゆを持ってきてくれました。「禍福は糾える縄の如し、と言ってね。悪いことのあとには、よいことがやってくるものよ。わらの縄みたいに、いいことと悪いことは、かわるがわるやってくるの。」

三日後、みのりの熱は下がりました。休んでいるあいだに、ベッドの上で楽ふをじっくり読みこんでいたので、曲の流れが前よりよくわかるようになっていました。

学校にもどると、みのりのピアノは見ちがえるほど表情ゆたかになっていました。友だちも「前よりずっといいね」とおどろきました。

コンクールの日、クラスの合唱は見事に金賞に選ばれました。表しょう式のあと、みのりはおばあちゃんに電話をかけました。

「おばあちゃん、金賞だったよ。」「よかったね。禍福は糾える縄の如しでしょう。」みのりは、つらいことがあっても、もうむやみに落ちこまないでいようと思いました。

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