血がさわぐ(ちがさわぐ)

「血がさわぐ」の意味

興奮して、じっとしていられなくなること。

「血がさわぐ」の使い方

お祭りのたいこの音を聞くと、血がさわぐ。

小学生に理解できる「血がさわぐ」を使った物語

朝、カーテンを開けたサクラは、思わず声を上げました。庭も、道路も、となりの家の車も、まっ白です。テレビでは、この町で二十センチも雪が積もるのは十年ぶりだと言っていました。

げんかんでは、いっしょに住んでいるおじいちゃんが、もう長ぐつをはいていました。おじいちゃんは、雪の多い新潟の村で育った人です。夏のあいだは「暑い」と言って、ほとんど外に出なかったおじいちゃんが、物置からスコップを二本出してきて、「サクラ、手伝え」と言いました。

おじいちゃんは、家の前の雪をなれた手つきで集めると、あっという間に大きな山を作りました。スコップで中をくりぬいていく背中は、いつもよりずっと若く見えます。「雪を見ると、血がさわいでなあ」と、おじいちゃんは白い息をはきながら笑いました。

お昼前には、サクラが中にすわれるほどのかまくらができあがりました。近所の子どもたちも集まってきて、順番に中に入っては、「あったかい!」とおどろいています。

その夜、おじいちゃんは「腰が痛い」と言って、早めにふとんに入りました。サクラがそっと部屋をのぞくと、ふとんの中から、「明日は、すべり台を作るか」という声が聞こえてきました。

「血がさわぐ」の例文

  • ふだんはおとなしい父も、テレビで母校の野球部が甲子園に出ると、血がさわぐらしい。
  • 運動会のリレーの音楽が流れると、元陸上部の先生は血がさわいで、思わず走るまねをしていた。
  • 久しぶりにボールにさわったら血がさわいで、日が暮れるまで公園でシュートを打った。

「血がさわぐ」の類語

「血がさわぐ」の由来

体の中の血が、じっとしていられずにさわぎ出すような気持ちにたとえた言い方です。

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